1月25日の国内債券市場:幅広い年限で金利低下
【債券先物】
前日の海外市場では弱めの経済指標やECB理事会の結果などを受けて欧米金利が低下しており、債券先物(3月限)も前日比9銭高の152円62銭でスタート。前場は寄り付き水準でのもみ合いとなったものの、後場に入ると緩やかに上昇幅を拡大し、終値は前日比13銭高の152円66銭で引けている。
【現物債・イールドカーブ】
2年カレント(396回債) :▲0.170%(▲0.5bp)
5年カレント(138回債) :▲0.165%(▲1.0bp)
10年カレント(353回債):▲0.005%(▲1.0bp)
20年カレント(167回債):0.455%(▲1.0bp)
30年カレント(61回債) :0.655%(▲0.5bp)
40年カレント(11回債) :0.745%(▲0.5bp)
本日の日銀オペは長期ゾーンと物価連動国債が前回と同額でオファーされ、長期ゾーンの応札倍率は上昇したものの落札水準は無難な結果であった。現物債も債券先物に連れる形で10年カレントなどを中心に幅広い年限で小幅な金利低下となっている。
【来週のスケジュール】
■国債入札
29日:40年債(発行額:4,000億円)
31日:2年債(発行額:2兆1,000億円)
1日:国庫短期証券(3ヶ月、発行額:4兆3,400億円)
■日銀国債買い入れオペ(予想)
28日:「残存1-3年:3,500億円」「残存3-5年:4,000億円」「残存10-25年:2,000億円」「残存25年超:500億円」
30日:「残存5-10年:4,300億円」
※オファー金額については直近のものを記載しており、市場環境によっては増減する可能性がある。
■金融政策関連/その他重要イベント
28日:日銀金融政策決定会合議事要旨(12月19-20日分)
29日:米FOMC/英国でEU離脱協定代替案の採決
30日:米FOMC/パウエルFRB議長記者会見/米中通商協議
31日:日銀金融政策決定会合における主な意見(1月22-23日分)/雨宮日銀副総裁挨拶/米中通商協議
1日:米雇用統計
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