11月29日の国内債券市場:弱含みの展開
【債券先物】
債券先物(12月限)は前日比5銭安の153円24銭でスタート。寄り後は下落幅を拡大する動きとなり、10時前には前日比22銭安まで下落した。売り一巡後は引けまで一進一退の動きとなり、終値は前日比13銭安の153円16銭で引けている。
【現物債・イールドカーブ】
2年カレント(407回債) :▲0.180%(±0.0bp)
5年カレント(141回債) :▲0.185%(+0.5bp)
10年カレント(356回債):▲0.085%(+1.0bp)
20年カレント(170回債):0.250%(±0.0bp)
30年カレント(64回債) :0.405%(+0.5bp)
40年カレント(12回債) :0.445%(+1.0bp)
現物債は前日の流れを継いで朝方は中長期債が軟調な展開となったが、後場は一転して超長期債の金利上昇幅が大きくなり、40年カレントは一時前日比+3.0bpまで上昇した。しかし引値ベースでのイールドカーブはパラレルに近い金利上昇となっている。
夕刻に発表された12月分の「当面の長期国債買入れの運営について」では、「残存10-25年」区分のオファー額レンジが11月の500~2,000億円程度から500~1,500億円へと縮小された。その他の区分のオファー額およびオファー回数については特に変更はなかった。
【来週のスケジュール】
■国債入札
3日:10年債(発行額:2兆1,000億円)
5日:30年債(発行額:7,000億円)
6日:国庫短期証券(3ヶ月、発行額:4兆3,200億円)
■日銀国債買い入れオペ(予想)
2日:「残存1-3年:4,000億円」「残存3-5年:3,600億円」「残存10-25年:1,000億円」「残存25年超:300億円」
6日:「残存1-3年:4,000億円」「残存3-5年:3,600億円」「残存5-10年:3,800億円」
※オファー金額については直近のものを記載しており、市場環境によっては増減する可能性がある。
■金融政策関連/その他重要イベント
2日:ラガルドECB総裁証言/米ISM製造業景況指数
3日:豪RBA理事会
4日:クォールズFRB副議長講演/OPEC総会
5日:原田日銀審議委員挨拶/クォールズFRB副議長講演
6日:米雇用統計
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