Category : マーケット情報

10か月前

JASDAQ平均は続伸、米中協議進展期待や香港市場の上昇受けて買い気が波及


JASDAQ平均 3583.34 +25.77/出来高 1億2415万株/売買代金 478億円
J-Stock Index 3293.53 +23.83


 本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも続伸した。値上がり銘柄数は386(スタンダード364、グロース22)、値下り銘柄数は199(スタンダード188、グロース11)、変わらずは68(スタンダード65、グロース3)。
 本日のJASDAQ市場は、前週末の米国株高や日経平均の上昇を受けて、個人投資家マインドが改善し、買いが波及した。前週末の米国市場は、米中貿易交渉の進展期待からNYダウなど主要株価指数が史上最高値を大きく更新した。日経平均も堅調に推移していたため、個人投資家のマインドも好転。デモ情勢が気掛かりであった香港市場の堅調地合いが確認されたことも安心感に繋がった。こうした背景により、JASDAQ市場では好業績銘柄などを中心に買い進まれる銘柄が増加した。また、市場では「東証1部の半導体関連株などに比べた出遅れ感や値動きの軽さも物色を促したようだ」との声も聞かれた。
 個別では、値動きの軽さからトレイダーズが前週末比30円(+30.93%)高の127円、好業績を評価した買いが続いたチエルも前週末比300円(+26.22%)高の
1444円とともにストップ高まで買われ、日本色材、サンキャピタルも大幅続伸となった。また、5G関連として物色された日本アンテナが前週末比124円
(+12.65%)高の1104円と大幅高となり、新都HD、遠州トラック、自社株買いを発表したアストマックスも値を上げた。このほか、OSGコーポ、エムケイシステム、コロワイドによるM&A期待で買われた大戸屋HD
などが値上がり率上位にランクインした。
 一方、直近の株価上昇の反動から旭化学が前週末比57円(-9.34%)安の553円と5日ぶりに急反落したほか、小僧寿し、アエリア、イボキン、HAPiNS、AKIBA、昭栄薬品、オリコンHD、ナビタス、イマジニアなどが値下がり率上位になった。
 JASDAQ-TOP20では、夢真HD、ハーモニック、田中化研などが上昇した。




・値上がり率上位10傑
 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率|
1| 8704|トレイダーズ     |   127|   30|  

10か月前

日経平均は続伸、東エレクがけん引も全般こう着相場に

 日経平均は続伸。63.47円高の23366.79円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国市場でNYダウが28000ドルを突破する中、日本株市場の反応は限られており、日経平均は先週末比変わらず水準で始まった。その後は売り買いが交錯する中、一時23271.29円まで下落する局面もみられた。しかし、引き続き底堅さが意識されている中、上海市場の上昇や香港デモの影響が警戒されているハンセン指数も上昇となり、これが安心感につながる格好から前引けにかけて切り返している。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、その他製品、医薬品、情報通信、精密機器、電気機器、不動産がしっかり。半面、水産農林、石油石炭、繊維、保険、倉庫運輸、小売が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、東エレク、ソフトバンクG、アドバンテスト、ファーストリテ、エーザイがけん引。一方で、ファミリーマート、7&iHDが冴えない。

 東エレクが10月29日以来の年初来高値を更新しており、日経平均をけん引する格好となっている。2017年の最高値23875円が次第に意識されてきており、ショートカバーを誘い込みやすいだろう。ただし、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均を支えている状況であり、全体としては手掛けづらい相場展開でもある。底堅さが意識されているとはいえ、日経平均は5日線を挟んでのこう着であり、強弱感が対立しやすいところ。上海市場や香港市場の上昇が先物市場での買いを誘い、これがインデックス売買につながった格好でもありそうだ。

 米中協議に対しては進展を見極めたいところであるほか、香港情勢においても楽観視は出来ない状況であろう。ショートカバーに伴う需給面から、需給が良好な銘柄については強いトレンドが継続しそうであるが、物色対象に広がりがみられるまでは、神経質な相場展開が継続しやすい。東エレクなどの需給が良好な銘柄の他、低位材料株などについても需給面を考慮する必要があるだろう。値ごろ感からの物色も意識されそうだが、物色に広がりが見られず、出来高も増えない状況では、出遅れ銘柄への修正リバウンドは期待しづらいところでもある。
<AK>

11か月前

JASDAQ平均は反発、個別材料株や低位株中心に活況続く



JASDAQ平均 3557.57 +11.50/出来高 1億3096万株/売買代金 577億円
J-Stock Index 3269.70 +19.18


 本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも反発した。値上がり銘柄数は344(スタンダード326、グロース18)、値下り銘柄数は241(スタンダード226、グロース15)、変わらずは68(スタンダード65、グロース3)。
 本日のJASDAQ市場は、新規の手掛かり材料に乏しい状況が継続するなか、朝方は模様眺めムードが強まり、小動きにとどまっていた。ただ、前場中盤以降、「クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が、中国との協議は極めて建設的で通商合意に近づいているとの認識を示した」と米通信社が報じたことを映して、米中通商協議に対する不透明感が後退し、日経平均が大きく上昇に転じるにしたがい、個人投資家センチメントも改善し、次第に買い気が盛り上がっていった。また、デモ激化を受けて大きく下がっていた香港ハンセン指数が反発したことも個人投資家心理の回復に寄与した。物色の対象はとりわけ好決算や業績修正など個別に材料のある銘柄や値動きの軽い低位株中心に集まっていた。
 個別では、好決算などを材料に値幅取りの動きとなったトレイダーズが前日比30円(+44.78%)高の97円、大手紙で特集された日本色材は物色されて前日比400円(+23.39%)高の2110円、昨日の調整を挟んで再び大幅高を演じたAKIBAは前日比705円(+15.58%)高の5230円、上半期の営業損益が黒字に転換したチエル3933>も前日比150円(+15.09%)高の1144円とそろってストップ高まで買われた。また、上半期業績が大幅な増益となった多摩川HDも16%超と大きく上昇した。この他、旭化学、サンキャピタル、小田原機、極東産機、テクノHRなどが値上がり率上位にランクインした。
 一方、一本調子の上昇に対する警戒感から利益確定売りが出たアエリアが前日比243円(-19.60%)安の997円と7日ぶりに大幅反落したほか、今期の営業利益が2ケタの減益見通しとなったアミファが13%超、上半期業績が大きく下振れたナビタスも12%超と大幅下落した。その他では、ソフィアHD、フジトミ、RISE、プロルート、イボキン、エヌ・シー・エヌなどが値下がり率上位に並んだ。
 JASDAQ-TOP20では、セリア、ハーモニック、ユニバーサルなどが上昇した。




・値上がり率上位10傑
 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率|
1| 8704|トレイダーズ     |   97|   30|    44.78|

11か月前

マザーズ指数は4日ぶりに反発、個人投資家センチメント改善、値上がり率トップはWASHハウス

 本日のマザーズ指数は、外部環境の改善を受けて個別株物色も盛んな中、4日ぶりに反発となった。日本時間早朝に、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が米中協議の合意について「近づいている」と述べたと伝わり、朝方進んでいた円高基調が一服したことに加えて、デモの激化を受けて大きく下がっていた香港ハンセン指数が反発したことで個人投資家心理が回復した。決算など材料のある個別株の物色も盛んだったほか、決算を受けてから軟調が続いていた指数インパクトの大きいメルカリ
やバイオ関連のそーせい、サンバイオといった主力銘柄がそろって上昇したことも指数を押し上げた。
 個別では、中国での合弁会社設立に関する合弁契約の締結を発表したWASHハウスが20%超と急伸したほか、第3四半期の営業利益が一転して大幅増益になったインパクトが20%超、旅工房が企画・開発する海外ツアー商品を航空券予約販売サイト「skyticket」で取り扱うよう協議を開始したと発表したアドベンチャーが19%超、通期業績の上方修正および1対2の株式分割が好感されたレアジョブが17%超、今期の営業利益が2ケタの増益見通しとなったCRGHDが15%超と5銘柄そろってストップ高まで買い進まれた。また、好決算を評価する流れが続いたエンバイオHDも13%超と大きく続伸した。その他では、ホープ、オークファン、グローバルウェイ、HANATOURなどが値上がり率ランキング上位となった。一方、19年9月期業績が大きく下振れたキャリアが15%超と大幅に反落したほか、今期が2ケタの減益見通しとなったエスユーエスは13%超、通期の業績予想を下方修正したフェニックスバイオは12%超。第1四半期の最終損益の赤字幅が拡大したリファインバースは11%超とそろって大きく下落した。また、今期の営業損益が一転して赤字見込みとなったクラウドワークスとナレッジスイートも2ケタ台の下落率となった。その他では、ブティックス、ピアラ、ジーエヌアイグループ、オイシックスなどが値下がり率上位に並んだ。
 なお、売買代金は概算で637.10億円。騰落数は、値上がり136銘柄、値下がり157銘柄、変わらず7銘柄となった。
<YN>

11か月前

日経平均は3日ぶり反発、前場買い戻し優勢も後場に警戒感

 日経平均は3日ぶり反発。164.16円高の23305.71円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。

 14日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに小幅反落し、1ドル安となった。米中貿易協議への楽観的な見方が後退したほか、IT大手シスコシステムズの決算が嫌気された。
主要株式指数が過去最高値圏にあり、過熱警戒感も売りにつながったとみられている。為替相場は米長期金利の低下とともに一時1ドル=108.20円台まで円高方向に振れ、本日の日経平均は18円高からスタートすると、朝方にはマイナスへ転じる場面があった。しかし、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が米中協議の合意について
「近づいている」と述べたと伝わり、円相場が伸び悩んだこともあって、その後の日経平均は先物買い主導で一時23337.12円(195.57円高)まで上昇した。東証1部の値上がり銘柄は全体の8割強、対して値下がり銘柄は1割強となっている。

 個別では、アドバンテス、東エレク、武田薬などが堅調。アドバンテスや東エレクといった半導体関連株は、米半導体製造装置大手の決算内容が好感されたようだ。トヨタ自やファーストリテは小じっかり。決算発表銘柄では日本郵政とすかいらーくが4%超上昇し、キュービーネットHDなどは急伸。また、三桜工が東証1部上昇率トップで、LINK&M
はストップ高水準で前場を折り返した。一方、LINEとZHDが揃って急反落。経営統合に向けた不透明要因もあり、利益確定の売りが出たようだ。ソフトバンクGは小幅に下落し、任天堂などは軟調。業績下方修正や期末の無配転落が嫌気されたペッパーは急落し、スプリックスなどとともに東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、水産・農林業、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは鉱業と石油・石炭製品の2業種のみだった。

 前日のNYダウが終値で1ドル安となり、本日の日経平均についても米中協議の進展待ちなどから小動きを予想する向きが多かった。しかし、前場の日経平均は一時200円近く上昇するなど想定以上に強い動き。直近2日で380円近く下落していたため、買い戻しが入ったことなどが想定される。米中協議を巡ってはポジティブ、ネガティブなニュースが交錯しているが、両国が何らかの合意に至るとの期待は根強い。週末に加え、今晩の米国で10月の小売売上高や鉱工業生産指数といった経済指標の発表が控えていることも買い戻しを誘っている可能性がある。足元では米経済の堅調ぶりが金融市場の安心感につながっている。

 ただ、ここ数日は後場に入ると海外投資家とみられる先物の売買などで大きく振らされる場面が目立つ点には注意しておきたい。日経平均先物の手口を見ると、13日はシティグループ証券、14日はJPモルガン証券が売り越しトップだった。一昨日の当欄で指摘したとおり、直近で市場の楽観ムードが非常に強まっていただけに、株価変動率
(ボラティリティー)がやや高まってきた印象なのも気掛かり。株式相場全体の方向感は慎重に見極めたい。前日までに7-9月期の決算発表がほぼ出揃ったため、個別に好業績銘柄を買い直す動きなどが有望と考えられる。
(小林大純)
<AK>

11か月前

JASDAQ平均は4日ぶりに反落、投資マインド悪化で利食い優勢に



JASDAQ平均 3546.07 -8.92/出来高 8787万株/売買代金 528億円
J-Stock Index 3250.52 -7.97


 本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均は4日ぶりに反落し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに5日ぶりに反落した。値上がり銘柄数は215(スタンダード200、グロース15)、値下り銘柄数は372(スタンダード352、グロース20)、変わらずは62(スタンダード60、グロース2)。
 本日のJASDAQ市場は、日経平均の大幅安を眺めて、利益確定売りが次第に増えていった。朝方は好決算を発表した銘柄や値動きの軽さに着目した目先筋の買いなどが見られ、JASDAQ平均は一時前日比4.32円高の3559.31円まで値を上げる場面もあった。ただ、弱い中国の経済指標を背景に仕掛け的な売りに日経平均は午後に入り下げ幅を広げると、個人投資家のセンチメントもやや弱気に傾き、目先の利益を確保する売りが次第に増加していった。ただ、新規の手掛かり材料に乏しい状況に変化はなく、市場では「米中通商協議が進展するような報道など新たなきっかけ待ちの状態で全般は様子見気分の強い展開が続いた」との声が聞かれ、全般は狭い値幅でのもみ合い展開に終始した。
 個別では、今期2ケタの営業減益を見込むアルファクスが前日比400円(-22.81%)安の1354円とストップ安まで売られたほか、上半期の売上高が当初予想に対して未達になったアイレックス、通期業績予想を下方修正したクラスターT、昨日急騰した反動から利益確定売りが優勢となったイメージワンなどが下落となった。また、上半期営業利益が2ケタ減益となったヒーハイストや上半期営業損益が赤字に転落したMipoxも大幅に下落した。その他、RISE、ケイブ、ナビタス、小僧寿しなどが値下がり率上位にランクインした。
 一方、業績予想を上方修正したシンクレイヤが前日比246円(+22.00%)高の
1364円と上昇したほか、同じく業績予想の上方修正があった日本サード、今期営業利益が2ケタの増益見通しとなったアンビスなどらが揃ってストップ高まで買い進まれた。また、上半期営業利益が2ケタ増益となったHAPiNSも14%と大幅高を演じた。この他では、エムケイシステム、ナガオカ、フジトミ、プロルート、小田原機、ホロンなどが値上がり率上位になった。
 JASDAQ-TOP20では、セリア、メイコー、フェローテクなどが下落した。




・値上がり率上位10傑
 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率|
1| 1724|シンクレイヤ     |  1364|   246|  

11か月前

マザーズ指数は3日続落、引けにかけ手仕舞い、JMCがストップ安比例配分

 本日のマザーズ指数は3日続落となった。前日の米国株式市場では、米中交渉が農産物購入を巡って難航していることが伝わり、主要3指数は高安まちまちに。一方、円相場が1ドル=109円を割り込んだことから、本日のマザーズ市場にも朝方から売りが先行した。朝方の売り一巡後にマザーズ銘柄に対する押し目買いの動きもみられたが、中国経済指標やデモが深刻化する香港株が軟調となり、マザーズ市場にも次第に手仕舞い売りが優勢となった。なお、売買代金は概算で701.31億円。騰落数は、値上がり95銘柄、値下がり195銘柄、変わらず10銘柄であった。
 値下がり率上位銘柄では、今期業績予想の下方修正を発表したJMCがストップ安比例配分となったほか、MTGやリビン・テクノロジーズが17%安に。売買代金上位では、そーせい、サンバイオ、ベルトラ、PKSHA、リネットジャパン、AI CROSS、UUUMが軟調。一方で、好決算や東証本則市場への変更申請準備開始を発表したメドピアが14%高になったほか、サイバー・バズやブシロード、メルカリ、セルソース、ラクスは上昇した。
<SK>

11か月前

日経平均は続落、内需グロース株への押し目買いを注視

 日経平均は続落。55.91円安の23263.96円(出来高概算6億9646万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、注目されていたパウエル議長証言では市場想定通り当面の金利据え置きを示唆した一方で、農産物購入を巡って米中交渉が難航していることが伝わったことで、主要3指数は高安まちまちとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の23330円、円相場は1ドル=109円を割り込んだことから、本日の東京市場にもいったん利食い売りの動きが先行した。朝方の売り一巡後は押し目買いの動きもみられたものの、前場取引時間中に発表された10月の中国経済指標が弱含んだことで、短期筋による指数先物や中国関連株への売りに繋がり、日経平均は前引けにかけてマイナス圏での推移となった。

 セクターでは、繊維製品やパルプ・紙が2%安となったほか、ゴム製品、鉱業、海運業などがさえない。売買代金上位銘柄では、ZOZOが8%安になったほか、楽天、ソニー、アドバンテスト、三菱UFJなどメガバンク、日産自動車などがさえない。一方で、LINEとZホールディングスが経営統合することで最終調整に入ったと報じられ、LINEはストップ高買い気配、Zホールディングスが15%高となった。そのほか、ソフトバンクGやソフトバンクも上昇。決算関連では、ヤマハ発動機、トリドール、エンジャパン、リクルートHDが上げた。

 上下両院合同経済委員会で行なわれたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて、米国における金利低下局面の継続が改めて認識される格好となった。足元で米金利低下の一服感から世界的にもグロース株からバリュー株にシフトする動きがみられ、割安感のある銘柄やセクターへの資金流入が目立っていたが、本日は減益決算を発表したメガバンク株をはじめとしてその動きは一服しているもようである。これにより、前日の米国市場でも、S&Pグロース指数の方が同バリュー指数に対して強い動きをみせ、本日の東京市場でもTOPIXグロース指数が同バリュー指数に対して底堅い動きとなっている。

 他方、中国で発表された10月分の鉱工業生産や小売売上高などの経済指標は総じて市場想定を下回ったものの、同国内での景気刺激策などに対する期待感から、上海総合指数が値崩れには至っていない点はひとまず東京市場においても安心感に繋がろう。

 物色としては、本日引け後まで決算ラッシュが続くことから、日替わりで関心が移りやすく、資金の逃げ足の速さには引き続き注意しておきたいところではある。また、外部環境としても米中摩擦や香港デモなど引き続き不透明感が続いていることから、外需株は手がけにくいだろう。これらを踏まえ、前述した地合いから後場にかけては直近で下落基調であった内需グロース株の一角に対する押し目買いの動きに注目しておきたい。
<AK>

11か月前

マザーズ指数は続落、円高一服で下げ渋りも、そーせいが急落

 本日のマザーズ指数は続落となった。前日の米国株式市場が小動きであったことから、足元で東証1部の主力級銘柄が上昇をみせていた本日の東京市場には総じて利食い売りの動きが先行した。これにより、マザーズ市場にも朝方から売りが波及する展開となった。その後、為替市場にて1ドル=109円台を回復するなど、円高基調が一服したことでマザーズ銘柄に対する押し目買いにも繋がり、前引けにかけてマザーズ指数は下げ渋った。物色としては、時価総額上位銘柄には総じて底堅い動きが目立ったものの、決算後に売り込まれたそーせいやユーザベースが指数を押し下げる展開となった。なお、売買代金は概算で651.93億円。騰落数は、値上がり99銘柄、値下がり187銘柄、変わらず15銘柄であった。
 値下がり率上位銘柄では、ログリーが19%安になったほか、リビン・テクノロジーズやユーザベースがそれに続いて大幅安に。売買代金上位では、前日に発表した19年12月期第3四半期決算後に大きく売り込まれたそーせいが9%安になったほか、セルソース、ロゼッタ、サンバイオ、ALBERT、ホープ、中村超硬、UUUMが軟調。一方で、上期営業利益予想を3億円に上方修正した総医研ホールディングスや自社株買いを発表したJIG-SAWのほか、メルカリ、アンジェス、ブシロード、ラクスなどは堅調であった。
<SK>

11か月前

JASDAQ平均は小幅続伸、好決算銘柄への投資続く



JASDAQ平均 3554.99 +6.02/出来高 1億57万株/売買代金 506億円
J-Stock Index 3258.49 +12.15


 本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均は小幅に3日続伸し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに4日続伸した。値上がり銘柄数は230(スタンダード222、グロース8)、値下り銘柄数は367(スタンダード339、グロース28)、変わらずは57(スタンダード56、グロース1)。
 本日のJASDAQ市場は、本格化している新興市場の決算発表を受けた個別材料株を中心に物色意欲が盛り上がった。また、ユニバーサル、セリアなど時価総額上位銘柄の一角が堅調に推移したこともプラスに働いた。ただ、時間外取引での米国株の下落や日経平均の200円を超す反落などを受けて、短期的な相場上昇に対する警戒感も台頭し、利益確定売りも散見された。結果、上昇して始まった後は上値の重い展開となり、全般は小幅な値動きにとどまった。
 個別では、連日ストップ高水準まで買われた流れを引き継いだナガオカが前日比300円(+28.76%)高の1343円、好業績を評価する動きが続いたセレスポも前日比400円(+24.21%)高の2052円、今期営業損益の黒字転換を見込むイメージワン
は前日比100円(+19.34%)高の617円、東芝デバイス&ストレージによる株式公開買い付け(TOB)に賛同の意を表明したニューフレアも前日比1500円(+15.50%)高の11180円と4銘柄そろってストップ高まで買い進まれた。このほか、歯愛メディカル、ネクストウェア、小僧寿し、AKIBA、日本アイ・エス・ケイ、日本一Sなどが値上がり率上位にランクインした。
 一方、前日の急騰の反動からRISEが前日比7円(-16.67%)安の35円と反落し、グロームHDも15%超と大きく下落した。上半期営業利益が2ケタ減益となり、事前の会社予想値も大幅に下回った栄電子は前日比60円(-8.97%)安の609円と下げた。また、今期営業利益が2ケタの減益見通しとなったCSSHD、上半期営業損益が前年に続き赤字となったリバーエレテク、10月の月次売上高が前年同期比で25.3%減となったアマガサ、その他、シンバイオ製薬、ドーン2303>、中央化学などが値下がり率上位になった。
 JASDAQ-TOP20では、セリア、ユニバーサル、ベクターなどが上昇した。




・値上がり率上位10傑
 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率|
1| 6239|ナガオカ       |  1343|   300|  

11か月前

日経平均は大幅反落、前日からの動きに警戒感も

 日経平均は大幅反落。216.88円安の23303.13円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。

 12日の米株式市場でNYダウは5年7カ月ぶりの横ばいとなった。トランプ大統領が講演で中国との貿易協議について「第1段階の合意は署名が間近だ」と強調する一方、
「合意できなければ関税を大幅に引き上げる」などと述べた。また、具体的な首脳会談の日時や場所には言及せず、協議進展への期待が薄れた。為替相場は1ドル=108円台後半とやや円高に振れ、本日の日経平均は利益確定売りが先行し80円安からスタート。前日の後場に急動意を見せた反動もあり、寄り付き後は下げ幅を広げ、一時23270.93円(249.08円安)まで下落した。東証1部の値下がり銘柄は全体の7割強、対して値上がり銘柄は2割強となっている。

 個別では、業績予想を下方修正し、配当予想を未定とした日産自のほか、任天堂やファーストリテが軟調。ただ、日産自は売りが先行したのち下げ幅を縮めている。今期業績見通しが市場の期待に届かなかったGMOPGは商いを伴って7%超下落しており、JFEやカネカも決算を受けて下げが目立つ。また、ニチイ学館などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのソフトバンクGやトヨタ自が小幅に上昇し、ソニーやキーエンスはしっかり。底堅い決算が評価された富士フイルムは6%近く上昇した。中小型の好決算銘柄ではオロがストップ高を付け、システムサポートも東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、鉄鋼、石油・石炭製品、保険業、鉱業、その他金融業などが下落率上位で、その他も全般軟調。陸運業のみ小幅に上昇した。

 前日は後場中ごろから日米で長期金利が一段と上昇するとともに株価指数先物に買いが入り、日経平均も急動意を見せた。この日の日経平均先物の手口を見ると、シティグループ証券が買い越しトップ。現物株、先物とも目立って売買が増えたわけでないが、それまで市場はやや手控えムードだったため、大きな値動きにつながった可能性がある。トランプ氏の講演前に米中協議の進展期待を先取りする買いが入ったとの見方もあるようだ。しかし、本日は反動安の展開。ここからの本格調整を見込む声はまだ少ないが、説明しづらい大きな値動きへの警戒感がじわりと出てくる可能性はある。折しも米国では「恐怖指数」とされるVIX指数が今年最低の水準に迫り、ヘッジファンドのVIX指数先物の売り持ち高が過去最高にまで膨らんでいるとの指摘もある。ここまで株式相場を押し上げてきた楽観ムードの反動に警戒しておくに越したことはないだろう。

 アジア市場に目を向けると、香港・ハンセン指数が2%前後の大幅下落となっており、デモを巡る混乱への懸念が根強いことが窺える。後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが期待されるが、再び海外勢の売買に大きく振らされる可能性もあり、戻り期待の押し目買いは慎重に手掛けたいところだ。
(小林大純)
<AK>

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